選択を間違えなかった話
こんにちは。しょーこです。ちょっと思い出した話をしたいと思います。
突然ですが、人生って色んな選択の繰り返しですよね?「この学校の入学試験を受けるか受けないか」とか「結婚するかしないか」とか「家を買うか買わないか」とかいう大きめの選択から、「今日のご飯はオムライスにするかカレーにするか」とか「郵便局に行くか行かないか」とか「今日はもう寝るかもう少し起きてるか」とか日常生活の中にある小さな選択まで。
色んな選択に溢れてますね。
自分で言うのも何ですが私は割とそういう選択を間違ってきたなぁと思ってます。人生の大きな選択から日々の選択まで大小様々。別に後悔はしていないですが。後悔はしていないけど選んだ後に「あ、間違えたな〜 笑」ってなるんです(全く笑い事では無い)。
ですが、あの時は確実に間違えなかったって明確に覚えている出来事がありまして。
大学生の時。自転車で駅に向かっている途中でした。
青信号になったので横断歩道を渡ろうとしたら、トラックが右折してきました。
恐らく私の存在に気づいていませんでした。渡っている私をお構い無しに右折してきたので。自転車の前輪とトラックの車体は三十センチも離れていなかったと思います。
「あ、ヤバい」
直後私は自転車から降りていました。トラックの下敷きになってずるずると数百メートル引きずられていった自転車をぼんやりと見送っていたら、交差点で信号待ちをしていた軽トラックのおじさんに、
「おぉよく降りたね」
と声を掛けられました。
青ざめた顔で私の元にやってくるトラックの運転手さんと話をしながら、親に「自転車が駄目になったどうしよう」と連絡をしながらも、私はあの時自分が「自転車から降りる」という選択をしたのが信じられずにいました。
私は壊滅的に鈍臭い人間なのです。
電柱を避けようとして実際避けたのにぶつかったり、新聞紙に蹴躓いたり、濡れても凍ってもいない何も障害物の無い場所で転んで額にたんこぶ作るような奴なのです(未だにそのたんこぶ残ってる 笑)。
恐らく普通なら自転車ごと身体を持っていかれていたと思います。
まぁかなりの危機的かつ特殊な状況下だったのでとっさの選択が出来たのかもしれませんが、あの時「あ、間違えたな〜 笑」(全く笑い事では無い)とならなかったから、私は五体満足で平凡に生きていると思うとなんだか不思議に思ったりもします。
少し話は逸れますが、家の親戚(特に父方)は結構事故に遭うのですが大事に至らないことが多いのです。去年は私以外の家族全員が事故に遭いましたが大きな怪我もありませんでしたし、伯父に至っては車を三回程反転させられているそうなのですが毎回ほぼ無傷なのだとか(まじか)。
割と強めの生命力が備わっているのかもしれないとも思います。
正直あんまり活かしきれていない気もしますが、折角あるものなら人生長く図太く生きていかないとなーなんて思ったりするのです。
しょーこ