しょーこの雑記

薄給ライトオタクの戯言。色々書いてる。

元彼から貰ったプレゼント

ここ最近部屋の片付けをぼちぼちやっている。


私は部屋の片付けが苦手なのでほとんどしないが、(物は定期的に捨てたり売ったり人にあげたりはするけど)、弟が家を出たことで家具なんかの配置換えをやっているから、それに合わせて部屋も片付けている感じだ。


部屋の片付けと一緒に屋根裏部屋の整理もしている。


家の屋根裏部屋には家具とか季節の電化製品とかと一緒に、私や弟が昔遊んでいたおもちゃとか描いた絵とか作った工作とか貰った賞状とか言わば形のある思い出が押し込まれているのだが(家は割とそういうのを取っておくタイプかもしれない)、そこで一冊の厚めの雑誌を見つけた。


「何で雑誌…?」と思ったのだが、表紙を見て納得した。


それは高校生向けの大学案内の雑誌だった。そして何故それが取ってあったかと言うと、私のインタビュー記事が載っているから。


当時大学二年生。夢に向かってまっすぐ頑張っている一番キラキラしていた時のものだった。




そのダサい格好はどうにかならなかったのか。
もうちょっとしっかり化粧をしろよ。
言ってることが支離滅裂で訳が分からんぞ。





…コイツは、数年後挫折して全然関係無い仕事(しかも辞めかけてる)してるなんて思ってもいないだろうな。




楽しそうに話すコイツを見ると、後に降り掛かる困難や苦労なんて知る由もないコイツを見ると、恥ずかしくて憎たらしくてしょうがなくなった。



捨ててしまいたい。
燃やしてしまいたい。





そう思ってもその雑誌をビリビリに破いたり火の燃料に出来ないのは、あの頃のキラキラしていた思い出を充実していた思い出を、無かったことにはしたくないからなんだろうなとふと思った。



形ある思い出は確かな証だから。



それがどんなに今の自分にとって嫌な側面を含んでいても、未練がましい私は、楽しかったことも思い出して中々捨てることが出来ないのだ。